H.264動画では、暗部や青色部分のブロック感(もやもやざわざわ動いている感じ)が気になるというのは、昔から知られていて、
x264 HAQ (Haali Adaptive Quantization parameter)のような対策が打ち出されているわけですが、そもそもどうしてざわざわしてしまうのでしょう。実はQPを変えるだけでは対策になってないかもしれない、そう思っていろいろ調べてみました。
そのものずばりの情報は得られなかったので、とりあえず推測を幾つか挙げてみます。
VAQ (Variance-based Adaptive QP) の趣旨は「のっぺりしたところからビットレートを取り上げてファイルサイズを減らしましょう」で、 HAQ (Haali Adaptive QP)は「(x264の尺度で)同じ平坦に見えても、暗い部分はブロックが目立つので、逆にビットレートを割きましょう」と、実は 目的がかなり違う。
VAQでもHAQでも問題になっているのは、
QPを調整する対象ブロックを選ぶ尺度が、まだ人間の感覚と一致していないこと。暗部のブロック感を抑えようとするとQP調整の対象を広げることになって、全体を低いQPでエンコするのと変わらなくなったりする。
⇒ seraphy氏による詳しい解説
そこでseraphy氏は、QPの調整対象を自己流の尺度で選ぶようにした「OreAQ」を開発。
⇒ ここの「x264OreAQ.***.release**.rar」がコンパイル済の実行ファイル。
Charlieも早速使ってみた。
x264 Core56 Sharktooth版でエンコードした結果のファイルとCore58 Dark Shikari版のファイルとをmkvmergeで結合したところ、後ろに結合したDark Shikari版の部分の表示がおかしくなった (MPC + CoreAVC or ffdshow)。
パンする部分で16x16ブロックくらいの大きさでところどころ位置が数ドットずれる。 結合前のファイルでは症状が再現しないので、再生に必要なパラメータに互換性がなかったのだろう。結合するなら、エンコーダのビルドは一つに固定しておくのが無難だろう。
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星空を含む場合は--aq-*を使うとよいで書いたように、ブロックごとに最適な量子化パラメータを推定して、同じ容量で画質を改善する機能がx264の一部ビルドに試験的に実装されていましたが、3月末に公式に取り入れられました。
一方、公式のものより更に改良を進めたVAQ2.0の試験公開も始まっていて、 どのビルドでどの機能が使えて、パラメータはどうすれば良いのかが 分かりにくくなってきたので、簡略にまとめてみました。
テレビアニメをファイル共有ソフト「ウィニー」に流したとして、著作権法違反罪で起訴された会社員(略)が4年以上前から、(略)約5700回(略)にわたりアニメを違法に流していた
1年あたり1,000本以上ってことだから一日平均3本ですか。 Charlieは自分で観る用にエンコしてますが、 エンコしやすい60iのTVドラマ、テレシネ周期が一定の24p映画・アニメは手作業がほとんど生じないのでいいとして、カットごとに周期が変わるアニメなんかはきちんとテレシネ解除しようと思ったらものすごく手作業の時間がかかる(1話30分ぶんに手作業3時間とか)ので、 2話分作るのに時給1,000円で見積もっても6,000円の作業と考えればDVDを買った方が安いかもしれません。ま、DVDでテレシネ解除してない(30/24混合で出来ないとかではなく)とか、コンポジットの素材から起こしたらしいドット妨害出まくりのDVDとか、テレビでは作画が間に合ってなくてDVDで修正されちゃったレアシーンを後で見たいとかいう要求があるので、単純にコストだけの話にできないけど。
アナログキャプチャは30分から2時間の間、休み無くHDDにデータを取り込む処理です。
この「休み無く」というのがミソで、キャプチャ中は基本的に他の処理、特にHDDにアクセスするような処理をさせてはいけません。
結構簡単にコマ落ちしてしまいます。
キャプチャしたデータを記録するHDDは、OSやアプリケーションをインストールしたドライブとは物理的に別に用意して、(パラレルの)ATAであればケーブルも別にしたほうがよいでしょう。
そしてキャプチャ前にデフラグ(ディスクの最適化)を実行するとよいでしょう。 PerfectDiskは空き領域の結合を行なってくれるのでキャプチャ用ディスク向きです。
エル・カザド (EL CAZADOR DE LA BRUJA) のOP「光の行方」を提供した Savage Geniusの、 ああさん、 Witch Hunter ROBIN(ウィッチハンターロビン) のOP「Shell」, ED「half pain」を歌った、 STILL...YOU TURN ME ONの CHINO (高柳千野, 葉菜)さん。 ハロー!プロジェクト (ハロプロ) などで活躍しているアレンジャー 鈴木Daichi秀行さん、 そしてTWO-MIX (II MIX Δ DELTA)の永野氏という組み合わせで送る「マイティー・バディ」。
なんと永野氏は「作曲」担当です。TWO-MIXでは、作曲者としてクレジットされているBody Makes Stream以外の作品でも一部作曲を担っていたという話もありましたので、 作曲における永野節をアピールして欲しいものです。
4か月前に 時空を超えての 感想で、
サビの始めがsavage geniusの「光の行方」(キスダムと同時期のTVアニメ「エル・カザド」(EL CAZADOR DE LA BRUJA)のオープニング主題歌)に似てるかも。なんて書きましたが、まさか一緒に作品を作られるとは予想しませんでした。