星空を含む場合は--aq-*を使うとよいで書いたように、ブロックごとに最適な量子化パラメータを推定して、同じ容量で画質を改善する機能がx264の一部ビルドに試験的に実装されていましたが、3月末に公式に取り入れられました。
一方、公式のものより更に改良を進めたVAQ2.0の試験公開も始まっていて、 どのビルドでどの機能が使えて、パラメータはどうすれば良いのかが 分かりにくくなってきたので、簡略にまとめてみました。
...
ビルド | --aq-sensitivity (可変にするブロック) |
--aq-metric (精度) |
--aq-mode (フレーム間処理の有無) |
--qcomp (容量制御の度合) |
---|---|---|---|---|
Sharktooth版 | 可変。0だと全ブロック可変。無指定時15。 | 無い。 | 無い。 | 0でビットレート固定、1で品質固定。無指定時0.6。 |
Core59 | 固定値が使用され、指定はできない。 | 無い。 | 0~2 | --aq-mode=2の時、指定値にゲタが履かされる。 |
Dark Shikari版 Core58+VAQ2.0 (α公開) |
固定値が使用され、指定はできない。 | 0~3。 | ↑同じ。 | ↑同じ。 |
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