先日の「ウィキアサーチの透明性でうれしいことって?」に続いて、ウィキアサーチに関する感想。
ウィキアサーチの野望~“グーグル中毒”の現状に一石を投じられるか? @ 日経BP Business Week
「この動きには、権力や支配についての我々の見方が投影されている。中身がブラックボックス化した独自仕様のソフトウエアは要注意だと思う。ひと握りの企業が、とてつもなく大きな流れを牛耳ることになる」(ウェールズ氏)
ウィキアが目指すのは、「満足のいく品質を達成して、検索業界各社を刺激し、さらなるオープン化へと向かわせること」(ウェールズ氏)だという。
さすがに始めた人の生の言葉だけあって、前の記事で引用したITproの解説よりも理解できる。
イデオロギー的なものがありきで、そのためのオープンであるという、明確なメッセージだ。サービスの質向上は、手段であって目標ではないように見える。
一方で、ちょっと説明が大味だなと思った箇所もあった。
ウィキアサーチには、グーグルをはじめとする多くのウェブ検索サイトとは一線を画す特徴がある。コンピュータープログラムを利用した検索手法に、人間を関与させた点だ。
Wikia Searchと他のサーチエンジンの違いは、人間が関与しているかどうかではなく、誰の意見が反映されるかだと思う。
例えばnamazuは検索対象の文書しか見ないから、文書の書き手の意見でスコアが決まる。
Googleは検索対象の文書の他に、その文書にリンクしている文書まで考慮する。
つまり、他の文書の書き手の意見までスコアに反映させている。
Wikia Searchは、検索者の意見を反映する。
では、Googleが考慮する「他の書き手」と、Wikia Searchが考慮する「検索者」はどう違うのか。
これぞGoogleキラー?Wikipedia創始者らの手による検索エンジン公開@日経BP ITproでは、
(1)透明性(2)コミュニティー(3)品質(4)プライバシー、という4つの原則を掲げている。このうち、Googleに代表される既存の検索エンジンと一線を画すのが(1)と(2)だ。(1)の透明性は、検索システムやアルゴリズムを公開することで、検索結果の妥当性や信頼性を高めようとするもの。そして(2)のコミュニティーは、さまざまな人がWikia Searchの開発に貢献できる仕組みを用意することを示す。
と説明しているが、とりあえず透明性については疑問。
アルゴリズムやシステム(って何を指す?)が公開されていれば何がどううれしいのかというところが。とりあえず3つ想像してみる。
以下、一つずつに疑問を投げてみる。
中世ヨーロッパでは理髪師は外科などの医療業務も行っていたようで、
その名残が理髪店の赤青白のくるくる回る「三色ねじり棒」だそうです。
⇒散発屋さんの店の前にある 赤と青の斜めストライプでくるくる回ってる物はなんという名前ですか?また、どういう意味があるのですが? @ Yahoo!知恵袋
床屋は時代と共に仕事の内容が減ったわけですが、 Web屋さんは逆に仕事の内容が増えてきているようですね。
RSSリーダーで有名なglucose社の社長、安達氏とCharlieは、未踏のイベントでブースが隣だったり、glucose社がうちの近くに引っ越してきて遊びにディスカッションをしにお邪魔したりして少なからぬ因縁(?)があります。
glucose社は2005年度のIPA中小ITベンチャー支援事業に採択されて、RSSリーダーを普及させています。
RSSリーダー「glucose 2」ベータテストを開始--ブログエディタ機能も搭載 (CNET)
ブログエディタ機能も搭載されていて、amazonのアフィリエイトにも対応しているとか、うちのブログ書くやつとの共通点も多いのだけれど、glucoseはWeb2.0とか言われているもので一体何ができるのか、突き詰めていっている感じでカッコイイですね。その点、ありくいは、まだどんな展開になるかビジョンが開けていないので勉強・研究を続けています。
同じ記事にコメントしているcoCommentユーザーを表示する「お隣さん」、任意のcoCommentユーザーのコメントをチェックできる「お気に入り」機能も利用できる。
blogがCGM(customer generated media)であると言った場合、「C」はコメントする人込み。Charlieが参加しているプロジェクトで超簡単無料ブログエディタをリリースしましたが、コメントについても何かできるようにしたいですね。
コメントを投稿するにはブラウザとの協調が必要で、そうなるとcoCommentのようにbookmarkletにするのかなぁ。
コメントを見る時用のお役立ち機能を作るには、サーバにデータを集めないといけないので、これまた大変そうだなぁ。
リンク: http://japan.cnet.com/column/trend/story/0,2000055931,20070264-3,00.htm
2004年のデータなので古い。最新のが知りたい。リンク: http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2006102201480.html
虚偽・誇大広告の問題への対策は難しそう。読み手が信頼を置くのが、会社なのか、みのさんなのか、自分と趣味の似ている個人なのか、っていうことが違うだけだけど、情報発信者の母数が極端に増えるわけだから。