前回の実験では、Bフレームを多くとることよりも--refsを大きくすることの方がビットレート低減に効果がありそうだと分かった。
それは素材の動きの多さや他のパラメータが違っても言えることなのか、その点を調べてみた。
今回の素材は、MXTV 2009-08-14放映の「化物語・するがモンキー 其ノ壹」。全体的には動きは少なく、refsを大きくすることで圧縮効果を高められると期待できる。
さてさて、結果は如何に……。
エンディング部分は、定常的に明暗が微変動する中、3コマアニメと左にスクロールする背景を中心に、スタッフロールがずっとロールダウンしているもの。
--qcomp=0.3だと、--refsによって品質もビットレートもあまり変化しない。 一方、--qcomp=0.6だと
ちなみに同じ--refs同士で比較すると、--qcompを大きくするとビットレートを上げながら品質も向上することが分かった。
次回予告部分は、いくつかの静止画のシーンで構成されたもの。
エンディングと異なり、--qcompによらず--refsを大きくすれば品質を落とさずにビットレートを2割以上削減できている。
また、同じ--refs同士を比較すると、--qcompを上げることで品質を若干落としながら3割近くビットレートを削減できている。
まとめると、次のようになる。
ちなみに--qcompを上げずに--crfを小さくして同等の品質を得ようとすると、ファイルサイズは約9%も大きくなってしまった。このことから、ビットレートの変動に制約が無い場合は--qcompを大きめにした方がファイルサイズを抑えられることが確かめられた。
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