と聞いてあなたはどのタイトルを思い出すだろうか。
ここではアニメ「サマーウォーズ」と「007 カジノ・ロワイヤル」という2つの結構有名な映画を比較してみた。結構共通点があることが分かった。
この前の、「サマーウォーズ」と「20世紀少年」の共通点は1点こっきりだったけど、今度はたくさん。
まだ両方観てない人にはネタバレになってしまうので、まずは観てから読み進めてくださいな。
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共通点
- SWでは、花札で敵を負かすことで世界を救おうとする。CRでは、ポーカーで敵を負かすことで世界を救おうとする。(共通)
- SWではお婆ちゃんがキーパーソン。初見は「覚悟はあるのかと訊いている」とか恐かったけれど主人公のことを信じてくれている。CRでは主人公の上司が女性。「先を言ったら殺すわよ」とか恐かったけれど主人公のことを信じてくれている。(共通)
- SWもCRも主人公とヒロインは列車で目的地へと向かう。(共通)
- SWもCRもケータイが大活躍。(共通)
- SWもCRもギャンブルの前に負けた側が次の勝負の方法を決めている。(共通)
- SWで掛け金が足りないピンチを脱したのは世界中のユーザが主人公達を信じてアカウントを預けてくれたから。CRで掛け金が足りないピンチを脱したのは他国のエージェントが主人公を信じて自分の掛け金を預けてくれたから。(共通)
- SWもCRも主人公側が勝負に勝つ。(共通)
- SWもCRも勝利した後、主人公側が新たな窮地に立たされる。(共通)
- SWでは曾祖母の死に悲しむヒロインの手を主人公が握る。CRでは戦闘に巻き込まれて怯える主人公の肩を主人公が抱きしめる。(共通)
相違点
- SWで主人公は自分の被害を回復したいという思いで行動しているうち、偶然周囲にいた人々の弔い合戦の雰囲気に呑まれ、いつのまにか中心人物になっていた。主人公は「諦めたら終わり」という信念と、周囲の人間のアイディアをうまくまとめて示すことができるジョブズ的才能を持っている。
CRで主人公は「担当部署で一番の強運の持ち主」ということで国から任命される。実際には鋭い観察眼やポーカーフェイスなど実際にギャンブルに強いスキルを持っている。(相違)
- SWでギャンブルを持ちかけたのは主人公側。敵は「挑戦すること」が行動原理なので主人公側の予想通り挑戦してきた。
CRでは敵側がギャンブルを開催して主人公側が乗り込んでいった。敵は事業の損失を補填しようとしていた。(相違)
- SWで勝負をするのは主人公ではない。CRで勝負をするのは主人公。(相違)
- SWではギャンブルの前に格闘勝負で主人公側が負けている。CRではギャンブルの前に飛行機爆破を主人公が阻止している。(相違)
- SWではギャンブルの前に負けた主人公側にとって、次こそは敵に勝たねばならなかった。CRではギャンブルの前に負けた敵側にとって、次に勝つ相手は誰でもよかった。(相違)
- SWでは成長しようとしていたのは敵。CRでは成長していたのは主人公。(相違)
- SWの主人公は恋愛に関して初心。CRの主人公は一夜のアバンチュールを楽しむ女好き。(相違)
- SWで敵は人工知能。ゲーム開始段階では「素人」と評されていたがゲーム中に学習したのか一度だけ大勝ちして主人公側を大ピンチに陥れる。
CRで敵は確率の天才。既にチェスやポーカーの名手として名を馳せていた。(相違)
- SWでは敵がまっとうに大勝ちして主人公側をピンチに陥れる。
CRでは主人公が見抜いた敵のクセを逆手にとって主人公側をピンチに陥れる。(相違)
- SWでは主人公の超人的な活躍と強運で新たな窮地を克服してハッピーエンド。
CRでは敵側の仲間割れによって辛くも脱出→ハッピーエンド?→実はヒロインが脅迫されていて金を奪われる→ヒロインを助けようとして失敗→バッドエンド。(相違)
- SWでは恋愛感情は主人公が旅行をするきっかけでしかなく、掘り下げられない。CRでは恋愛感情の変化が映画全体のテーマの一つになっている。(相違)
他にも気付いことがあればコメントで教えてくださいな。