結局、後継機のN4100+を買ってきてHDDを移し替えたことで、何事もなかったかのように復旧してくれました。
Thecus(シーカス)のNAS(network attached storage)キットにはHDD 1台構成のN1200から5台構成のN5200まであり、 N5200は1ベイを空のまま4台構成でRAIDを組むこともできるそうですから、 N4100で構築したRAIDをN5200で運用することもできるかもしれません。
また、Linux 2.6で稼働していることがアナウンスされていて、 2ちゃんねる情報ではファイルシステムはext3らしいので、 Linuxマシンにマウントすればデータが取り出せるものと思います。
N4100の前に使っていたNASは困ったちゃんで、 正規の手順で電源を落としたにもかかわらず 次に目覚めたときにはすっかり忘れてくださりやがりました。 すでに生産中止で後継機もなく、ファイルシステムも非公開だったので サルベージの手段もなく、泣くしかありませんでした。 それに比べてN4100は万が一の時のサルベージがしやすくて安心です。
ちなみに、N4100からN4100+になって変わったことは…
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故障に気付いたのが「何だかいつもより静かだな」ということだったので、
N4100のファン音はそれなりに意識するレベルでしたが、
N4100+に替えたら、周囲のPCのファン音にかき消されてしまって、
動いているのか不安なくらいに静かになりました。
個体差の可能性もあるし、長時間稼働していて音が大きくなったかもしれないのですが。
一定時間以上アクセスがなければHDDを停止させるモードで、停止までの時間が選べるようになっています。が、HDDは停止と起動の繰り返しが寿命を縮めるとも言われているので、停止しない設定で使っています。
N4100は空き容量が1割くらいを切ると、全部のHDDの赤ランプが点滅し始めました(結構怖い)。N4100+ではこの警告はしないようです。
ちなみに、今春N4100シリーズの後継機としてN4100PROがアナウンスされたようです。 CPUを変更するなどして転送速度を倍に向上させたとのことで、 リリースされていれば、こちらにreplaceしたかったんですけどね。 N4100/+では、RAID5だとCPUでの処理が重すぎてREADで実質5MBps(40Mbps)くらいしか出ない上、間欠的に転送と内部処理を繰り返すので15Mbpsくらいの動画でもカクカクすることがあって、せっかくのGbE (Giga bit Ethernet)が活きていないという問題がありました。 PROでは間欠転送でなくなってるのかなぁ。
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