2008/07/21

パーマリンク 19:46:11, 著者: Charlie

仕次ぎPC

泡盛の古酒は(かめ)から自然に染み出たり飲んで減った分を、新しい甕から継ぎ足す「仕次ぎ」ということをするそうです。
この連休にうちのPCのパーツを取り換えました。Pentium 2ではFirefoxが重くなってしまったので。この記事はおニュースペックのマシンで書いてます。 ケースを買ってHDDを流用したので、仕次ぎとは逆に新しい体に古い記憶を移植した形ですが、それにしてもWin98時代のマシンを10年デスクトップ用途で使うってなかなかない話だと思います。

...

元マシン(FUJITSU FMV DESKPOWER TV307 / FMVT53071)は10年選手ではありますが、マザボとCPU以外は恐ろしくドーピングしまくりでした。
56kモデムカードを外して100M Ethernetカードにしたり、 HDDは4台構成にして容量の合計は初期状態の100倍オーダー。
チップセットが440LXだったのが幸いでIDEの容量の壁にもぶち当たらず、 イーサネットはLANなら10MBps出るし、320x240くらいのMPEG1やらDivXなら 普通に再生できていました。

1998 → 2008 2008
CPU Pentium2 300MHz Pentium4 1.8GHz
RAM 32MB 160MB 1GB
HDD 4.3GB 400GB
(80GB x 2 + 120GB x 2)
Opt. Disc Drive EPSON MO 230MB MATSUSHITA DVD-RAM 4.7GB LF-D200
VGA Diamond FIRE GL 1000 Pro(AGP) /
3Dlabs PERMEDIA 2
GeForce 2 GTS GeForce FX 5700 Ultra
OS Windows 98
(upgraded from 95)
Vine Linux 2.1
(Cissac) /
Kernel 2.4.31
Vine Linux 4.2
(Lynch Bages) /
Kernel 2.6.16

しかし最近、Firefoxがどうにも重くなって、 ブログを書くのもままならない状況だったので、敢えなくCPUのグレードアップを決意。 マザボはIntel純正なのでオーバークロックもできず、333MHzのPentium 2が限界(しかも今時そんなの中古パーツ屋でも置いてないし)。 しかたがないので、マザボとCPUとVGAは別マシンのお古を流用。 これで大丈夫かと思ったら、なんとDESKPOWERのAGPスロットは位置がATXと一個ずれていて、DESKPOWERのケースにATXマザボを入れるとAGPが使えない……。 空いているケースが無かったので、仕方無く午後8時に秋葉原へ買い出しに。
11時くらいから分解と再構築して小一時間で組み上げたけれど、Linuxのインストールに一苦労。
SCSI接続のDVD-RAMドライブがブートデバイスとして認識されないので、 HDDにコピーしてlilo書き換えてインストーラを起動。
空けといたパーティション2つをRAID 1+LVMで新しいLinux用にしてインストール。
予めエクスポートしておいたFirefoxのブックマーク、cookie、パスワードをインポート。
NVIDIAからドライバをダウンロードしてインストール。
ニュースリーダpanのソースをダウンロードしてインストール。

土曜の朝の5時くらいにやっと終了。でもまだメール関係の設定が残ってるな。

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