2008/04/12

パーマリンク 23:23:25, 著者: Charlie

下請けは一日7.5時間残業しないと元請けと同じ人月単価にならないらしい

IT業における生産性は人によって20倍違うという説を聞いたことがありますが、この調査で言われている「労働生産性」はそういう属人的な能力の尺度ではなくて、単金とか人月単価とか呼ばれているものを言い替えたもののようです。

...

「下請けの労働生産性は元請けの6割」,IPAが情報処理産業経営実態調査報告書を公開 @ ITpro

労働者が1時間あたりに生み出す付加価値を示す労働生産性は,元請け企業と下請け企業で顕著な差が見られた。元請けの労働生産性が6415円であるのに比べ,下請けの労働生産性は3719円。

残業時間は229.3時間で,(略) 全産業平均の所定外労働時間128.4時間に比べきわめて長い。

残業時間が元請けと下請けで同じということはないと思いますが、 とりあえず同じとして単純計算します。

(元請け企業の人の人月単価平均)=
6415×2027.9(年間労働時間; 図表12より) / 12 ≒ 1,084,000(円)
(下請け企業の人の人月単価平均)=
3719×2027.9 / 12 ≒ 628,500(円)

下請けのほうが残業時間が多いだろうという仮定を組み込むと差は縮まりますが、その場合でも、下請けの残業が年間1699.4時間にならないと元請けと下請けが同じ人月単価にならないようです(元請けの残業は229.3時間のままとして)。 月141.6時間。1月=19日換算で1日あたり7時間半! うわぁ……

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