リンク: http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/
2007年初の記事は007から。
本作「カジノ・ロワイヤル(Casino Royale)」の見せ場(の一つ)は、カジノでの敵との一騎打ちです*1。
007なりたてという設定で、鏡を見ながら蝶ネクタイをつける仕草もどことなくこ慣れていない様子でしたが、007といったら、タキシードを着こなしカジノへ行き、マティーニを嗜み、カードゲームに興じる、となっていく訳で。そのカジノシーンを中盤の見せ場に据えた本作を楽しむには、少しはルールをかじっておいた方が感情移入しやすくなるかと思い、今回はその辺のご紹介を。
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これまでの映画では、ボンドはよく「バカラ」というカードゲームをしていました。これはイアン・フレミングの原作に沿った設定です(執筆当時の流行だそうです)。バカラは、プレイヤーが勝つか、バンカー(親)が勝つかのどちらかに賭けるだけで、あとはバンカーがカードを配っていくだけという、ルーレット以上に運試しとしての性格が強いゲームです(まさに二者択一)。
小説ではスリリングな描写をすることができても、さすがに映画では難しいと考えたのか今回の映画ではポーカー(テキサス・ホールデム; Texas Hold'em)になっています(監督が好きだった、という話もあり)。
バカラはやったことがなくても、ポーカーの役を知っている人はそこそこ多そうですね。
日本だと欧米より知っている人が少なそうなので*2、予習しておくといいかもしれません。
ちょうどお正月で、親戚と集まって花札や百人一首を楽しんでいる人も多いでしょう。
wikipediaにテキサス・ホールデムのルール説明がありますので、試してみてはいかが?
オンラインポーカーポータルサイトのポーカーニュース記事によると、
(詳しい人が見ればおかしいと気付く点はあるけれど、)これだけポーカーシーンを忠実に描写している大作映画は過去にはなかったと思います。だそうで。ポーカーを知っていれば、映画の味わいが深くなるようです。
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