2013/08/14

パーマリンク 18:04:00, 著者: Charlie

英語を覚えないとITエンジニアリングは非効率

どんどんI18Nでエラーメッセージやヘルプが日本語化されているけれど、それでも英語を知っていた方がエンジニアリングの効率は良い。

例えばIDEでクラス名やメソッド名を補完するにも「バーティカルってbaだっけ? vaだっけ? verだっけ?」では候補がなかなか出てこないし、候補のクラス名を見てもなお意図したものか分からず、日本語の概要説明まで読むことになって時間がかかり過ぎる。

その昔、ぴゅう太の日本語BASICとかMindとかあった。 予約語や変数名、サブルーチン名が日本語の文字で書けるのが特徴だった。

ただ、AdvancedDataGridHeaderHorizontalSeparatorを「アドヴァンストデータグリッドヘッダホリゾンタルセパレータ」と書けたとして記述効率が上がるとは思えないし、可読性も高くない。
もっと日本語化して「高度情報格子の見出しの列区切り」……ラノベのタイトルですか。

やはり英語を覚えている方が効率が良さそうにみえる。

...

好きこそ物の上手なれ

それではどうやって英語を習得するのがよいか。やることとしては単語を覚えること、そして必要性に迫られて能動的に。

無料で使えるオンラインの翻訳や辞書がなかった昔は、紙の辞書をひくうちに意味を覚えてしまっていた。
IDEの補完機能がない昔は、予約語も変数名も全部打ち込んでいたから綴りも覚えてしまっていた (ただしコンピュータの資源の制約と人間の入力コスト削減のために略語が多かった)。

ということで、訓練期間は補完機能とオンライン辞書の使用を禁止するのがよいかもしれない。サンプルコードもコピペ禁止で手入力するとか。

その他雑感

  • 単語を覚えるというのは、日本語の単語と逐語訳的に結び付けるのではなく、ニュアンスを体得することが重要。
    文単位で翻訳サイトにかけるのでは、応用できるように記憶に残らないのでNG。
  • 英語の規格仕様書を読むんだったら、must, may, should, have to (とそれらの否定形)が義務なのか任意なのかが分かっていた方がよい。(これに慣れると、日本語で技術文書を書く時にも「〜してください / する必要があります」と「〜することができます」を書き分けるよう注意が働くようになる)
  • オンライン辞書の使用を禁止してはどうかと言ってはみたが、本当に初期の段階では逆に漢字のフリガナよろしく何らかの補足情報を併記するほうがいいかもしれない。併記する情報として、発音がいいのか訳語がいいのか、もっと別のものがあるのか、それは分からないが、少年漫画誌や子供新聞のフリガナと同様の効果が期待できるかもしれない。

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